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しらはえ型高速DDAはAHユニバースの海上自衛隊が保有する架空の護衛艦の艦級である[1]

概要[]

しらはえ型は、単艦での防御能力が低い「のと型航空護衛艦」に随伴する防衛専属の艦艇として建造された警護護衛艦で、DDA(英:Arsenal Destroyer)という新たなカテゴリーに属する艦である。DDAは、文字通り対艦・対潜・対空兵装の塊といっていいような大量の防衛装備を搭載し、航空護衛艦と一体で運用することを前提として設計されており、高速型と潜水型の2案が計画された。しらはえ型は、潜水型に先んじて建造が進められ就役した[1]

設計・能力[]

船体はインキャット社製のHSC(High-Speed Craft)シリーズを原型とするウエーヴ・ピアシング型カタマラン(波浪貫通型双胴船)であり、耐弾性能が付与されている。これは、同様の構造を持つ高速フェリー(ナッチャンWorld)を防衛省が購入し、高速補給艦として改装・使用した実績から採用され、インキャット社との共同設計が行われた[1]

本来、HSCはアルミ合金製船体であったが、装甲鋼板で船体外板の一部を構成するため構造重量が増加し、従来の洋上速度性能を維持するために推力の強化と水中船体部の延長、改設計が行われ、全長は125m級に大型化している[1]

双胴式船体の中央部(センターバウ)前方に格納式のT字翼(Tフォイル)、双胴船体尾部にはトリムタブといったライドコントロール・システムを装備するのは原型船と同様だが、操船制御系プログラムの進歩によって、より効果的な揺れ対策が可能となっている。また主船体と上部構造の震動遮断機構が兵装収納区画や底部格納区画にまで拡張され、兵器プラットフォームとしての安定性を向上させている。これらの震動遮断機構には、日本が長年にわたって培い世界をリードしてきた免震技術が応用されている[1]

安定した船体に各種ミサイル、サブロックを発射するVLSが設置されている他、短魚雷発射管が舷側に収納搭載されている。自衛用対空兵装は、搭載重量とスペースの関係から20mmのファランクスが3基搭載されている[1]

巡航速度40kn(時速約72km)という高速航行能力と、洋上での機動性の高さを利用して、航空護衛艦に先行する露払いとしての役割も果たす[1]

出典[]

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 エースコンバット アサルト・ホライゾン マスターファイル ASF-X 震電II p086-087

考察[]

  • 搭載兵器の中に「サブロック」が挙げられているが、これは核弾頭搭載の潜水艦発射対潜ミサイルであるので、おそらく「アスロック」の間違いであると思われる。
  • 自衛用対空兵装はファランクスが3基とされているが、p87のイラストではゴールキーパーが4基搭載されている。
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