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エルジア共和国(Erusea Republic / Erusean Republic[1] / Federal Republic of Erusea)は20世紀から2005年9月19日までユージア大陸西部に存在した軍事大国である。首都はファーバンティ

名称[]

英語名には3つの表記「Erusea Republic」「Erusean Republic」「Federal Republic of Erusea」がある。

Erusea Republic[]

AC04Web[2]、および ACES at WAR: A HISTORY と ACES at WAR: A HISTORY 2019 (日本語版) において使用されている。英語としては本来 Erusea"n" Republic とするのが自然である。

Erusean Republic[]

エースコンバット3Dにて使用されている[1]

Federal Republic of Erusea[]

INFINITY 以降の英語ローカライズにおいて使用され、 ACES at WAR: A HISTORY 2019 の英語版もこの表記となっている。英語としての問題はないが、連邦共和国になっているから、日本語の「エルジア共和国」とは少し意味が異なる。

歴史[]

革命による共和制へ移行[]

20世紀のある時点では拡張政策を取っていた君主制国家「エルジア王国」であったが、ある敗戦に伴う革命によって共和制に移行し、国号も「エルジア共和国」に改められた。なお共和制に移行した後も国旗には王政時代の薔薇の紋章を使い続けている[3]

武装平和[]

エルジア共和国と中央ユージア連合(FCU)を中心とするユージア大陸東部諸国とは歴史的経緯や地政学的、経済的な問題等から「武装平和」と呼ばれる緊張関係が続いていた[4]。1990年代初頭にはアンバー共和国南部とユージラス自治州の間の国境においてエルジア軍FCU軍およびIUN国際部隊との間で膠着状態が続いたが、1996年4月20日に小惑星ユリシーズが地球へ落着することがFCU大統領によって発表されるとそれに伴ってFCUの海外駐留部隊は本国へ帰還することとなり、両者の関係は棚上げされた[5]

ユージア大陸紛争[]

詳細は「ユージア大陸紛争」を参照

1995年のベルカ戦争終結後、融和が進むオーシアユークトバニアの二大大国に一丸となって対抗すべく、ユージア大陸諸国は「ユージア同盟軍」を結成し、エルジアもユージア同盟軍に加盟した。周辺国との関係は改善されたが、1997年に南部の資源国家群が独断でオーシア連邦との軍事同盟であるスプリング海条約の締結を画策すると、エルジアを含む北部諸国は南部の資源に依存していたためこれに反発。そして条約調印日にエルジア空軍アルビレオ隊を含む各国の部隊によって大陸規模のクーデターが発生し、ユージア大陸紛争が勃発した[6]。エルジアはクーデター軍の勢力下に置かれたが、ユージア同盟軍によって解放された。しかしユージア大陸紛争によりユージア同盟軍は瓦解し、周辺国との関係も再び元の対立状態に戻った。

ユリシーズ落着と難民問題[]

1999年7月8日、小惑星ユリシーズはロシュ限界を突破し、千以上の核と無数の塵に分裂した[4]。隕石迎撃砲ストーンヘンジによる射撃を始めとした破砕手段が講じられたものの、多数の破片が大気中で燃え尽きることなく地表へ落着した。エルジアでは大小10個の隕石が領内に落下し、とくに首都ファーバンティの沖合に落下したものは市街地の一部を水没させ数万人の死者を出すなど、ユージア大陸の国家の中でも特に大きな被害を受けた[7]

しかし、エルジアはその国力から大陸全体で数百万人といわれる被災難民の最大の受入れ先として期待され、他の大陸諸国も難民問題をエルジアに押し付けることで解決を図ったため、結果的に難民はエルジア一国に押し付けられる形となってしまう。2000年4月頃までに20万人以上の難民を受け入れていたエルジアだったが、外務省が同年4月21日にビザ発給要件の引き締めを発表すると周辺諸国はこれを強く非難した。エルジア政府は難民に対し他の国への移動を呼びかけ、国営の航空機やバスなどを使った輸送を試みたが、一部のNGOは人道空輸計画と称する無計画な難民輸送を続けた。エルジア政府はこれに対し、無責任を通り越して殺人行為だと非難したが、最終的に60万人以上という大量の難民がエルジア国境に押し寄せた[7]

多くの難民は限界に達したエルジア国境の劣悪な難民キャンプで病気や飢えに苦しんでおり、この状況に対し難民キャンプを視察した国連グッゲンハイム弁務官は「難民問題をひとつの国に押し付けるべきではなく、国際社会による救済が必要である」と語り、ユージア大陸の他の国々に受入枠の拡大と避難計画の前倒し実行を要請したが、それにまともに答える国は少なかった。また当時のエルジア外務大臣フレデリック・アップダイクGAZE誌の取材に対し、「エルジア国内にも大小合わせて10個の隕石が落下しており、特に首都ファーバンティ付近に落ちた隕石によって数万の国民が亡くなった。今の我が国は、柔らかい寝床と暖かい食事が用意された快適なシェルターなのではなく、大陸で最も被害を受けた苦難と混乱の土地であることを知ってほしい。」と答え、さらに「(他の国は)平時にはエルジア製品の不買運動をしているのに、金がかかる国際問題となると一方的に我が国を頼る。100万人の避難民受入は到底無理な話であり、批判されるべきは小国のひがみ根性だ」 と答えた[7]

大陸戦争[]

詳細は「大陸戦争」を参照

エルジアと大陸東側諸国との激化する対立はついにエルジアの実力行使を招き、2003年夏、エルジア軍は隣国サンサルバシオンに侵攻[4]。3日間の地上戦の結果、同国首都サンサルバシオンを占領し、また中央ユージア条約機構所属の戦闘機18機に守られたストーンヘンジを軍事力によって接収した[7][8][9]。ユージア各国はエルジアに対抗するため、FCU中心の枠組み「大陸諸国経済同盟」を軍事同盟に昇華させた「独立国家連合軍(ISAF)」を結成。東側諸国は小国が多いが、ISAF全体になればエルジアに匹敵する軍事力になると言われ、これをもってFCUはエルジアに対し、9月14日までにサンサルバシオンとストーンヘンジから撤退しなければFCUとその同盟国による制裁攻撃を開始する旨宣言した[7]

果たしてエルジア軍はFCUの撤退命令を無視した。ストーンヘンジはその対空砲としての性能を発揮し、強固な制空権の下エルジアは1年で大陸全土をほぼ掌握した[8]。ISAFは東部の主要都市ロスカナスまで撤退した際、それより東では戦闘攻撃機の航続距離がストーンヘンジまで届かなくなることを理由にストーンヘンジ攻撃作戦を実行したが、攻撃部隊24機はストーンヘンジ防衛を課されたエルジアのエース部隊「黄色中隊」5機の前に壊滅。最終的に大陸極東沖の島国ノースポイントに司令部を撤退させた[10]

2004年9月19日、エルジア軍は爆撃機部隊を発進させノースポイントのISAF司令部攻撃を試みるが、メビウス1含むISAFの寄せ集め航空部隊に迎撃され失敗。これをきっかけにISAFは次々と大陸のエルジア軍に対する航空作戦を成功させ、11月23日、コンベース港に停泊中の無敵艦隊と謳われたエルジア海軍エイギル艦隊が空襲で壊滅したことでついにエルジアはノースポイント攻略の無期限延期を決定した。翌年1月に大陸に上陸を成功させたISAFは4月にストーンヘンジを空爆により破壊し、7月に都市サンサルバシオンを解放。最終的に2005年9月19日、首都ファーバンティが陥落したことでエルジア政府はISAFによる降伏勧告を受諾した。降伏に反対するエルジア軍の一部若手将校はトゥインクル諸島で開発中だった最終兵器「メガリス」を稼働させ攻撃を続けたが、9月26日にメガリスはISAF空軍のメビウス中隊により破壊され、大陸戦争は終結した。

大陸戦争後[]

共和国は解体され、エルジア暫定自治政府が設置された[11]

政治[]

国政は共和制、連邦制を採用している。

国際関係[]

FCUなどの大陸周辺国[]

歴史的経緯や地政学的、経済的な問題等から「武装平和」と呼ばれる緊張関係が続いていた。ユージア同盟軍結成時に一時的に関係改善された。ユリシーズ落着による難民問題で関係は悪化し、2003年夏に大陸戦争で敵対関係となり一時占領下に置いていた。

サンサルバシオン[]

ユージア同盟軍結成により関係を持ったが、大陸戦争時にエルジアは隕石迎撃砲「ストーンヘンジ」があるサンサルバシオンに侵攻し、2003年夏から2005年7月10日まで占領下に置いた。

ノースポイント[]

ユージア同盟軍結成により関係を持ったが、大陸戦争時には敵対関係となる。

オーシア連邦[]

ベルカ戦争後、オーシアとユークトバニアの融和が進んだことで、これらに対抗するためエルジア含むユージア諸国はユージア同盟軍を結成し加盟した。

ユークトバニア連邦共和国[]

ベルカ戦争後、オーシアとユークトバニアの融和が進んだことで、これらに対抗するためエルジア含むユージア諸国はユージア同盟軍を結成し加盟した。

地理[]

ユージア大陸最大の国土面積を持つエルジアは、大陸西部を中心に広大な範囲を領土としている。

国土を囲む海域にはカスケード洋スプリング海がある。

エルジアの国境は、サンサルバシオンと接する。

国境線設定の問題[]

詳細は「ユージア大陸国境線問題」を参照

ACE COMBAT 04 において大陸戦争直前の国境線が設定されていた[12]が、ACE COMBAT 3D はそれと異なる国境線をユージア大陸紛争前の国境として設定した[6]。ここまでならば国境線がユージア大陸紛争それ自体を含むなんらかのイベントによって変更を受けたのだという解釈も可能だったが、ACE COMBAT 7 発売に伴って発行された『ACES at WAR : A HISTORY 2019』においては大陸戦争直前の国境線にも ACE COMBAT 3D 準拠のものが使われた[9]

軍事[]

詳細は「エルジア軍」を参照

ユージア周辺の中でも最大の軍事力を誇り、エルジアを除いたユージア各国の軍を総合した戦力に匹敵する。

エルジア軍は陸軍、海軍、空軍の他、大陸戦争中にミサイル防空軍が創設された。

大陸戦争敗戦により陸海空軍の再編(実質的な解体)が行われ、国土防衛やユリシーズによる難民受入の支援活動を行える程度にまで限定された。

登場作品[]

ACE COMBAT 04 - shattered skies 

参照[]

脚注[]

出典[]

  1. 1.0 1.1 ACE COMBAT 3D - CROSS RUMBLE Mission 20 最終防衛ライン突破
  2. AC04Web "FRONT LINE" AIR POWER DIRECTORY
  3. ACES at WAR: A HISTORY 2019 p128 - 129
  4. 4.0 4.1 4.2 AC04Web World 小惑星ユリシーズの飛来
  5. AC04Web Usea News "Usea Today" Topic
  6. 6.0 6.1 ACE COMBAT 3D - CROSS RUMBLE OPムービー
  7. 7.0 7.1 7.2 7.3 7.4 AC04Web Usea News "GAZE" Topic
  8. 8.0 8.1 AC04Web World エルジア軍の侵攻
  9. 9.0 9.1 ACES at WAR : A HISTORY 2019 p.22 - 23
  10. AC04Web World 大陸からの撤退
  11. ACE COMBAT 5 - THE UNSUNG WAR 公式サイト World "GAZE" Topic
  12. ACE COMBAT 04 - shattered skies MISSION 01 「張り子の基地」ブリーフィングマップ
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